2020年4月28日火曜日

Metaphor 5

「料理におけるメタファーと詩学」(5)

(僕の)料理には必ずテーマがある。

作り始める前から細かいディティールまで決まっている。

その到達点にもってゆくにはどうしたら良いのかを考える。

目標がはっきりしているのだ。

僕には行き当たりばったりで良いものを作ることができない。

何を伝えたいのか、何を描きたいのかをはっきりさせてから作業にかかる。

料理の形にも比喩がある。

水辺の風景や草原の風やきらきらと輝く海や太陽、そんなものを連想できる情景を形にしたい。

それを補完する言語を豊かに奏でるために僕は今、何をしたらいいのかいつも考えている。