「La Truffe - et les mysteres du Diamant noir」 par Guy Bontempelli 1988
題名を訳すれば「ラ・トリュフ その黒いダイアモンドの神秘」となる。この本は豊富な写真を利用してトリュフの産地から所縁のある土地、施設、取引の方法、歴史などを紹介している。
半ば写真集のような装丁なので見やすい。その写真もとても良い写真だ。カメラマンには、
Photographies, Gerard Pelisson-Lafay
とある。料理のルセットの紹介は本文中にいくつかあるが料理の写真はない。これが良い。この本は料理の本ではないのだ。ガストロノミーの分野とは違った視線でトリュフをとらえているが、茸類として学問的に書いているわけでもない。
生涯持ち続けるであろう、貴重な一冊。