2011年7月4日月曜日

Evaluation

何かを評論したり批判するためには、その分野の専門知識や判断力といった見識が必要だ。それに加えてカテゴリーの事物を判定できる能力や技術を備えていなければならない。そして高い経験値。それで初めて他人の批評が言える。

僕がこの世界に入った頃はすでに「一憶総評論家時代」なんていう言葉があったけれど、以上のような能力のない人はだいたいの場合、インターネットを利用して「匿名」でレストランや料理についての私見を書く。彼らは「匿名」でしか書けない。自分が誰であるか言えない。見識がないのだから当たりまえなんだけれど、まー、1つの典型と言える。どんな仕事にどれだけの能力を発揮しているのだろうか。社会からどのように評価されているのだろうか。

彼は一年に一回も「Chateau LATOUR」なんか飲まない、かもしれない。多分口に合わないのだろう。想像と私見だけどね。エへへへ。

しかし、高松のお客様は本当に素晴らしくて、「Chateau LATOUR」のようなワインが度々オーダーされる。下手をしたら東京の時以上の頻度だ。いつも本当にありがとうございます。

そしてご報告。2011年7月7日木曜日22:00~22:54、BS日テレ「スペシャリテ紀行、皿の上の物語」が再放送される。この取材は本当に楽しかった。是非ご覧ください!

http://tomoshiroinoue.blogspot.com/2010/09/camera.html

http://www.bs4.jp/guide/document/dish/index.html