2011年7月19日火曜日

Jour de la mer

昨日7月18日は「海の日」だった。1996年から施行されている比較的新しい祝日だ。当初は7月20日だったが今は7月の第3月曜日で必ず連休になる。趣旨は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と発表されている。

僕は海の目の前に暮し、海の見える調理場で仕事をしていて瀬戸内海の恩恵を毎日受けている。しかし2011年は3月11日のような出来事が起こったばかりで何か複雑な思いもある。海や山は人間に実に多くの恩恵をもたらしてくれるけれど一度猛威を奮いだしたら取り返しのつかない事態に発展する可能性を秘めている。

古来から人々は気象現象を神の仕業と信じ、自然の一部を神格化して祈りをささげて来た。そして今日も我々は東北の人々のために海よりも深い祈りをささげている。