2011年7月2日土曜日

Truffe 16

前回入荷した「サマー・トリュフ」はイタリア、マルケ産のものだ。そして今回入荷したのはフランス、ボークリューズ産だ。ボークリューズは冬の黒トリュフで有名な産地。

黒トリュフは湿り気があると黒い部分がより濃い濡れた黒になり、それが進行すると白いマーブル模様も黒ぽっくなって最後は全部が黒くなり模様は希薄になる。「サマー・トリュフ」も同じで湿り気があるとベージュの部分の色合いが濃くなりマーブルの白がベージュに近くなり、そして全体が同一の色へと近づいてゆく。

ボークリューズ産の「サマー・トリュフ」はイタリア産より熟成感がある。イタリアのものの方がより乾いていて軽い。表皮はガリガリとした感じで、こするだけでもパラパラと砕ける。

この「サマー・トリュフ」は中心部分がやや湿っていて色が同化している様子がうかがえる。状態は悪くない。