2012年1月11日水曜日

Bibliographie 15 [Le Viandier 1]

「Le Viandier de Taillevent」 Avant-Propos et Notes par le Baron Jerome PICHON, Georges VICAIRE et Paul AEBISCHER

ISBN:2-906595-04-7

中表紙に「Le Viandier de Guillaume TIREL dit Taillevent」とある。本名「ギョーム・ティレル」こと「タイユヴァン」(1310-1395)が「ヴィアンディエ(食物譜)」というフランス語で書かれた最初の料理書を手稿本で書いた。当時はまだ印刷という発明がなされる前だったからだ。現存する最古の写本は1350年のものにさかのぼる。その後1540年から1620年にかけて「Pierre PIDOULX ピエール・ピドゥル」が印刷により再版した。

これは1892年に再版された復刻版に解説を付し1991年に出版されたさらなる復刻版資料といったところだ。全文フランス語で「Regis Lehoucq EDITEUR」より。

フランス料理に携わる者で「タイユヴァン」を知らない人はいないだろう。パリに同名のレストランがあることは広く知られているところだ。僕も「タイユヴァン」の調理場で働くことを夢見て、フランスへ渡った料理人の一人だ。